もっと身近に地球を守る、リサイクルのための教科書

子どもから大人まで取り組める、容器包装や食品のリサイクル

「容リ法」でリサイクルを身近に!

食品の容器や包装も「容器包装リサイクル法」という制度によってリサイクルの手順が定められています。
「容器包装」ですから、対象となる物が多くあります。
大きく分けて、ガラス瓶、PETボトル、紙製容器包装、プラスチック製容器包装の4つで、自治体によって異なりますが、大体は曜日で違う種類のゴミを回収するときの区分と変わりません。
消費者が分別、市区町村で回収、事業者が再資源化と言うように義務付けられたこの制度には、深刻な背景がありました。

制定当時(1995年)、ゴミを埋め立てるための土地は「この調子でいけば7~9年でいっぱいになてしまう」というぐらいに排出物が運ばれてきました。
しかしこれではいつか処理をする場所がなくなってしまします。
そこで目を付けたのが、当時のゴミの約60%を占めていた容器包装だったのです。
ドイツでもこのような制度があることから、日本でもリサイクルの運動が始まったのです。


食べ残し、売れ残りもリサイクルしよう

最後に見ていくのは、「食品リサイクル法」です。
飲食店の仕事の経験がない人にはピンと来ないかもしれませんが、食べ残しや売れ残りの物、さらに調理過程で出た消費者に出さない部分などをリサイクルするための制度です。
食べ物には消費しなければならない期限が決まっていて、消費者の安全のためにも1日に多くの排出物が出ます。
それらは再生利用事業者に引き渡され、飼料や肥料に加工されます。
この再生利用事業者は、食品を扱うすべての事業者と、排出物を再生利用した肥飼料などを使用する農林漁業者の仲介も義務付けられています。
農林漁業者は加工された肥飼料を使用して、また食品や材料を作っていくのです。

食べ残しなどを減らすように食育の活動に力を入れることも重要であると思われますが、それよりもリサイクルの制度を定めたほうが確実なのでしょう。
その事実を知ったうえで食品と関わっていくと、意識が変わるのではないでしょうか。